【運用記録】iDeCoを3年続けた結果 | 資産はどう変わったか


スマホでiDeCoの残高照会画面を開く。

数字はたしかにそこにあるのに、NISAの口座を見たときのような手応えがない。

「これ、本当に増えているんだろうか」

そんな疑問が頭をよぎったことがある人は、私だけではないと思います。

60歳まで引き出せない制度に、毎月お金を積み立て続けている。

その意味を、ふと見失いそうになる瞬間があります。

NISAのように、いつでも売却して結果を確認できる制度ではないからこそ、「続けている実感」がなかなか湧いてこないのだと思います。

私は投資を始めて3年になります。

最初に手をつけたのはNISAでした。

生活が落ち着いてきた段階で、老後の備えという目的をはっきりさせてからiDeCoも並行して始めました。

将来のことを考える余裕が少しずつできてきたタイミングだったと記憶しています。

iDeCoは3年続けても、劇的な変化を感じにくい制度でした。

それでも続けている理由はあります。

今回は、その3年間をできるだけ正直に振り返ってみます。

具体的な金額は書きませんが、実感ベースの記録として読んでもらえたらと思います。

【この記事でわかること】

  • iDeCoを3年続けた実感(体験談)
  • 節税効果を実感したポイント
  • 運用成績との向き合い方
  • 続けてよかった点・大変だった点
  • NISAとの併用で意識したこと
  • これから始める人へのヒント

iDeCoを始めた経緯(NISAより後に始めた理由)

私がiDeCoを始めたのは、NISAの積立が生活の中で無理なく回るようになってからでした。

順番としては、NISAで積立の習慣を先に作り、その積立が生活を圧迫しないことを確認したうえで、あらためてiDeCoを検討した形です。

いきなり両方を同時に始めるという選択肢もあったと思います。

とはいえ当時の私は、投資という行為そのものにまだ慣れていない段階でした。

NISAの積立という、比較的取り崩しの自由度が高い制度で慣らしてから、より制約の強いiDeCoに進む方が、自分にとっては現実的だと感じていました。

理由は単純で、iDeCoは一度拠出すると60歳まで引き出せないからです。

急な出費に対応できるお金と、長期で拘束されても構わないお金を分けて考える必要があると感じていました。

生活防衛資金やNISAの積立が不安定なうちにiDeCoの掛金を増やしてしまうと、家計が窮屈になりかねません。

この考え方は、当時いろいろな情報を調べていく中で自然と行き着いた優先順位でした。

老後資金という目的をはっきりさせてから始めたことで、「何のために続けているのか」を見失いにくくなったのは、今振り返っても良かった判断だったと思っています。

目的が曖昧なまま始めていたら、60歳まで引き出せないという制約に対して、もっと不安を感じていたかもしれません。

制度としての違いや、どちらから始めるべきかの考え方は、こちらの記事に詳しくまとめています。

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iDeCoの掛金、3年間どう向き合ってきたか

掛金は、家計を圧迫しない範囲で設定しました。

具体的な金額はここでは触れませんが、「無理をしない」という一点だけは3年間ずっと意識していました。 見直しも最小限に留めています。

掛金を決める際、上限いっぱいまで設定するべきか迷った時期もありました。

節税効果を考えれば、掛金は多いほど恩恵が大きくなります。

60歳まで動かせないお金を増やしすぎると、生活の柔軟性を失うことにもなります。

結局は、NISAの積立や日々の生活費とのバランスを見ながら、無理のない水準に落ち着けました。

iDeCoの拠出は給与天引きではなく、口座振替を選びました。

一度設定してしまえば、毎月自動的に引き落とされていくだけで、手間はほとんどかかりません。

NISAの積立と同じように、「気づいたら続いていた」という感覚に近いです。

Mirai

最初は毎月の設定を忘れないか少し不安でしたが、口座振替にしてからは特に何もしていません。 気づけば残高照会の画面を開くたびに、少しずつ数字が増えている状態が続いています。

掛金の上限は、勤務先に企業年金があるかどうかによって変わります。

会社員という立場でも、この上限は一律ではありません。

自分の会社にどんな企業年金制度があるのか、恥ずかしながら加入手続きをするまで詳しく知りませんでした。

自分の掛金が年代・立場の中でどのくらいの水準なのか、気になる方も多いと思います。

掛金上限の目安や年代別の投資額データは、こちらの記事にまとめています。

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節税効果、3年間で実感したこと

iDeCoを始めてから、年末調整の時期になると「小規模企業共済等掛金控除」の欄に記入するのが毎年の恒例行事になりました。

最初は書き方が分からず戸惑いましたが、3回目ともなると迷わず書けるようになります。

証券会社や国民年金基金連合会から届く控除証明書を保管しておく習慣も、この3年で自然と身につきました。

具体的な還付額はここでは書きませんが、控除された分、還付される金額が増えた実感はありました。

毎年この欄を書くたびに、「掛金がそのまま所得控除の対象になっている」ことを思い出します。

給与明細だけを見ていると気づきにくいメリットですが、年末調整というタイミングがあることで、年に一度きちんと向き合える仕組みになっているとも感じます。

NISAは、運用で得た利益が非課税になる制度です。

iDeCoは、掛金そのものが所得控除の対象になります。

さらに運用益も非課税で、受け取るときにも税制上の優遇があります。

複数の税制メリットが重なった制度です。 この「掛金の入口の時点で恩恵がある」という点は、NISAにはないiDeCoならではの特徴だと感じています。

Mirai

NISAは「増やした分が非課税になる」制度で、iDeCoは「積み立てている段階からすでに得をしている」制度。 毎年の年末調整のたびに、この違いを実感として思い出します。

運用成績、正直どう見てきたか

60歳まで引き出せないという制約は、正直不便だと感じる場面もあります。

ただ結果として、この制約が「日々の値動きを気にしすぎない」という心理的な効果につながったのも事実です。

引き出せないなら、今すぐ売却する選択肢もありません。

だから、短期的な値動きに一喜一憂する必要がなくなります。

NISAの口座や課税口座のように、頻繁にログインして評価額を確認するということが、iDeCoに関してはほとんどありませんでした。

半年に一度、年末調整の書類をきっかけに残高を確認する程度で済んでいます。

以前、仮想通貨の含み益を手放すタイミングを誤り、後悔した経験があります。

あの時は自分の意思で「いつでも売れる」状態だったからこそ、判断に迷いが生じました。

iDeCoは「見ないことで続けられた」という点が、あの経験とは対照的だったと感じています。

同じ「値動きのある資産」でも、引き出せるかどうかで自分との向き合い方がここまで変わるのかと、あらためて実感しました。

Mirai

評価額を毎日確認していたら、たぶん今のように淡々とは続けられていなかったと思います。 「見えない」ことが、自分にとってはちょうどよかったのかもしれません。

投資信託・個別株・仮想通貨を含めた3年間の運用記録全体は、こちらにまとめています。

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iDeCoを3年続けて感じた良かった点

3年続けてみて、良かったと感じている点は大きく2つです。

1つ目は、先ほど触れた節税効果です。

掛金が所得控除の対象になることで、毎年の年末調整の結果が変わる実感がありました。

派手さはありませんが、続けているだけで毎年恩恵を受けられる仕組みだと感じています。

2つ目は、強制的に積立が続く仕組みという点です。

もし自分の意思だけで、毎月同じ額を淡々と積み立て続けられていたかというと、正直自信がありません。

仮想通貨の売買のように「いつでも動かせる」状態だったら、途中で拠出額を減らしたり、一時的に止めたりしていた可能性は十分あります。

Mirai

iDeCoの「引き出せない」という制約は、不便である一方、結果的に継続を後押ししてくれた面もあったと感じています。 制約があるからこそ続けられた、という逆説的な感覚です。

「引き出せない」という制約そのものが、継続の力になっていたというのは、3年経って初めて実感できたことです。

意志の力だけに頼らず続けられる仕組みとして、自分には合っていたのだと思います。

iDeCoを3年続けて大変だったこと

もちろん、大変だったことも正直に書いておきます。

まず、引き出せない制約への不安感です。

急な出費が必要になったとき、「このお金は使えない」という当たり前の制約を、体験として改めて実感する場面がありました。

NISAや課税口座のお金がある程度の余裕として機能していたおかげで、実際に困ったことはありませんが、iDeCoの資産だけを頼りにしていたら不安だったと思います。

次に、加入時や運用中に手数料が発生する点です。

NISAにはない負担であり、地味にコストとして意識せざるを得ません。

金融機関によって手数料の水準が違うという情報を見て、加入する前にもう少し比較しておけばよかったと感じた場面もありました。

さらに、NISA・iDeCo・課税口座と、複数の金融資産を並行して管理する手間もあります。

それぞれ制度が違うため、確認する画面も違えば、税制上の扱いも異なります。

一元管理できるアプリを使ってみたこともありますが、結局は制度ごとの特性を理解したうえで、自分なりに使い分ける形に落ち着きました。

Mirai

どれも「大変」ではありますが、続けられないほどではありませんでした。 むしろ、事前に制約を理解してから始めていたので、想定の範囲内だったという感覚のほうが近いです。

これからiDeCoを始める会社員へ

3年続けてみて感じているのは、最初は無理のない掛金で始めて、NISAとの積立バランスを見ながら調整していくのが現実的だということです。

これは私の持論であり、会社員として使える時間や投資に回せる金額には限りがあるという前提のもとでの考え方です。

「無理のない範囲」「家計に合わせて」という基準を持つことが、続けられるかどうかを左右すると感じています。

最初から高い掛金を設定してしまうと、家計が窮屈になり、続けること自体が負担になりかねません。

掛金は後から増やすこともできるので、迷ったら少なめから始めて様子を見るという考え方でも十分だと思います。

NISAの積立が生活の中で無理なく回っているかを確認してから、iDeCoを検討するという順番も、これまでの経験から実感していることです。

すでに触れた通り、生活防衛資金とNISA積立が安定してから検討するという考え方は、私自身が実際にたどってきた道でもあります。

【結論】

象になる節税効果と、引き出せない制約が結果的に後押ししてくれた積立習慣という2点で、続ける価値を感じています。 資産が「増えた」「減った」という断定はしませんが、淡々と続けてきたこと自体が、今の実感としては一番大きな成果だと思っています。

まとめ

iDeCoを3年続けた振り返りとして、節税効果・積立習慣・運用成績との向き合い方の3点を挙げました。

  • 掛金は所得控除の対象になり、毎年の年末調整で実感できる
  • 60歳まで引き出せない制約が、結果的に値動きを気にしすぎない習慣につながった
  • NISAより後に、家計が安定してから始めたことで、無理なく続けられている

今iDeCoを検討している方は、NISAとのバランスを考えるところから始めてみてください。

すでにiDeCoを始めている方は、掛金の見直しのタイミングを一度検討してみるのも良いと思います。

無理のない範囲で続けることが、3年続けて感じた一番の実感です。

劇的な変化はなくても、淡々と積み重ねること自体に意味があると、今は思っています。


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