副業収入も投資に回す?会社員のための副業×資産形成の両立プラン


副業を始めた、あるいはこれから始めようとしている会社員が次にぶつかる壁があります。

「稼いだお金をどうするか」です。

副業の始め方や稼ぎ方の情報はたくさんあります。

投資の始め方や積立の方法についての情報もたくさんあります。

ですが、

その2つをつなぐ「副業で得たお金をどう資産形成に活かすか」という視点は、意外と語られていません。

このサイトではこれまで、

副業の選び方やAI副業、スキマ時間でできる副業といった副業まわりの記事を書いてきました。

同時に、積立投資やほったらかし投資、年代別の投資額データといった資産形成まわりの記事も書いてきました。

この記事は、その2つのテーマをつなぐ位置づけです。

副業で得た数千円から数万円を、生活費に消えるお金で終わらせず、資産形成にどう組み込むかを一緒に整理していきます。

副業収入を投資に回す前に押さえておく優先順位

副業で収入が発生すると、そのまま投資に回したくなる人もいると思います。

ですが、順番を間違えると後で困ることがあります。

これは持論ですが、

会社員が副業収入をどう使うかは、次の順番で考えるのがよいと考えています。

会社員は投資に使える時間も金額も限られているため、優先順位をつけずに手を広げると、どこかで無理が出やすいからです。

優先順位

  1. 生活防衛資金の確保(生活費3〜6か月分)
  2. 税金の把握(20万円ルールの確認、確定申告の要否)
  3. 余剰分の投資への充当

1つ目は生活防衛資金です。

副業収入が入ったからといって、生活費の余裕がまだ薄い状態で投資に回すと、急な出費があったときに投資を取り崩す羽目になります。

まず手元の生活防衛資金がどのくらいあるかを確認してください。

2つ目は税金の把握です。

副業所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になる、いわゆる20万円ルールがあります。

20万円以下でも住民税の申告が別途必要になるケースがあり、ここを見落とすと後から追加の対応が発生します。

とある会社員

副業で稼いだお金、そのまま生活費や貯金に回しちゃダメ?

Mirai

ダメというわけではありません。ただ、生活防衛資金がまだ足りていない状態や、税金の扱いを確認していない状態でいきなり投資に回すと、後で慌てることがあります。まず生活防衛資金と税金の把握を済ませてから、余った分を投資に回すという順番をおすすめしています。

副業の経費や帳簿づけといった確定申告の実務は、こちらの記事で詳しく解説しています。

どんな副業なら「投資に回せる余剰」が生まれやすいか

副業と一口に言っても、収入の安定度や継続性は種類によってかなり違います。

投資に回す余剰を作りやすいかどうかという観点で、これまで紹介してきた副業の類型を振り返ってみます。

  • スキマ時間副業:単発の案件が中心で収入額は変動しやすいが、始めやすさが最大の利点
  • AI副業:プロンプト作成や文章作成などのスキルが定着すると、継続的な案件につながりやすい傾向
  • クラウドソーシング型の副業:提案文をテンプレート化するなど工夫次第で、案件獲得の効率化が可能

副業選びでは「時間・スキル・リスク許容度」という3つの軸で考えるのが基本です。

この3軸を振り返っておくと、自分にとって投資に回せる余剰が生まれやすい副業がどれかも見えてきます。

まだ副業を選んでいない方は、選び方の基本をこちらの記事でご覧ください。

ChatGPTなどのAIツールを使った副業に関心がある方は、続きはこちらの記事からどうぞ。

まとまった時間が取りにくい方には、スマホだけで完結する副業アイデアを10個、こちらの記事にまとめました。

副業収入を投資に回す具体的な流れ

生活防衛資金と税金の把握が済んだら、実際に副業収入を投資に回す流れに入ります。

副業で得た収入は、クラウドソーシングサイトの報酬受取や業務委託先からの振込を通じて、普段使っている銀行口座に入ることが一般的です。

ここから証券口座に入金するタイミングを決めておくと、使い忘れや使い込みを防ぎやすくなります。

  • 副業収入が振り込まれた月末に、一定額を証券口座へ振替する
  • 振替額は生活防衛資金・税金分を差し引いた余剰の範囲に収める
  • 積立額は毎月固定ではなく、収入額に応じて上下してもよい

副業収入は毎月一定額ではないことが多いため、給与とは分けて管理する方が投資額を把握しやすくなります。

証券口座への入金を給与口座と別ルートにしておくと、副業がどのくらい資産形成に貢献しているかも見えやすくなります。

いきなり大きな金額を積み立てる必要はありません。

月1万円という現実的な金額から始める考え方は、こちらの記事を参考にしてください。

本業・副業と両立するための「仕組み化」という考え方

副業を続けながら本業もこなしていると、投資の判断に時間を割く余裕はなかなか作れません。

そこで役立つのが「ほったらかし投資」という考え方です。

積立設定を最初に一度作れば、その後は放置していても投資が続きます。

副業で忙しい時期でも、投資判断のために時間を確保する必要がありません。

放置することは手を抜いていることではなく、それ自体が1つの戦略です。

とある会社員

投資に回すって言っても、結局NISA使えばいいの?

Mirai

NISAは非課税で運用できる「制度」です。その制度の中で、投資信託や個別株といった「商品」を選んで運用する、という関係になっています。NISAと投資信託を同列に比較するものではなく、NISAという制度の枠の中でどの商品を運用するかを選ぶ、という順番で考えてください。

副業で得た余剰をNISAの積立に回す設定を済ませておけば、あとは本業や副業に集中できます。

仕組み化の考え方について、詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

副業収入は投資額のどのくらいを占めるべきか

副業収入を投資に回すとき、それが投資額全体の中でどのくらいの割合を占めるのが妥当なのか、気になるところです。

年代別の投資額データを見ると、20代から40代にかけて平均・中央値ともに増加する傾向があります。

手取りに対する投資割合の目安は、年代別のデータを整理した記事で紹介済みです。

副業収入をこの投資額の一部として組み込む場合、給与からの積立に副業分を上乗せするイメージ。

給与だけでは投資に回す余裕が少ない人ほど、副業収入が投資額を底上げする役割を果たします。

年代別の投資額データと、手取りに対する目安割合は、こちらの記事にまとめてあります。

【結論】まとめと次の一歩

副業収入をどう使うか迷ったときは、次の順番を思い出してください。

まとめ

  1. 生活防衛資金(生活費3〜6か月分)を確保する
  2. 税金の把握(20万円ルール・確定申告の要否)を済ませる
  3. 余った分をNISAなどの制度を使い投資に回す

副業と投資は、それぞれ別のテーマとして語られがちですが、実際には「稼いだお金をどう活かすか」という1本の線でつながっています。

まだ副業を始めていない方は、副業選びの基本からこちらの記事で確認できます。

副業はすでに始めているけれど投資はこれから、という方は、月1万円からの積立投資プランを次のステップにしてください。

まずは今月の副業収入がいくらだったか、家計簿アプリや通帳で確認するところから始めてみてください。その金額の一部が、来月の積立額になります。


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