家計簿アプリ vs Excel、会社員はどっちを使うべき?業務スキルを家計管理に活かす方法


家計簿アプリを入れてみたものの、3日で通知を切ってそのまま放置している。そんな会社員は少なくないと思います。逆に、Excelは仕事で毎日触っているのに、家計簿としては使えていない、という声もよく聞きます。

どちらも「続かない」という結果は同じですが、原因は違います。家計簿アプリは自動化されている分、カスタマイズの自由度が低く、自分の家計のクセに合わせにくい商品が多くあります。Excelは自由度が高い分、毎回手入力が必要で、続けるための工夫が要ります。

とある会社員

家計簿アプリを3つくらい試したんですけど、結局どれも続かなくて。Excelは仕事で使い慣れてるはずなのに、家計簿にすると面倒に感じるんですよね。

Mirai

その感覚、よくわかります。実はExcelが続かないのは『使い方』の問題ではなく、『業務での使い方』をそのまま家計簿に持ち込めていないケースが多いんです。今日はアプリとExcel、それぞれの強み・弱みと、会社員が仕事で身につけたExcelスキルを家計管理にどう転用できるか整理していきます。

【結論】会社員におすすめの使い分け

会社員におすすめの使い分け

  • 平日の家計管理をとにかく続けたいなら、まず家計簿アプリで支出を自動的に可視化する
  • Excelを日常的に使い慣れていて、集計・分析まで踏み込みたいなら、Excel家計簿を軸にする
  • 判断に迷うなら、家計簿アプリを1週間試してから決める(理由は後述)

家計簿アプリの特徴

家計簿アプリの一番の強みは、銀行口座やクレジットカードと連携し、支出が自動的に分類される点です。レシートを撮影したり明細を手入力したりする手間がほとんどなく、通勤中や休憩時間といったスキマ時間で家計の状況を確認できます。

一方で弱みもあります。分類ルールはアプリ側が決めているため、自分の家計に合わせた細かいカスタマイズがしにくい商品が多いです。「子どもの習い事だけ別費目にしたい」といった要望に対応しきれないケースもあります。また、無料版では連携できる口座数やグラフ表示機能に制限がかかっていることが一般的です。

Excel家計簿の特徴

Excel家計簿で最初に直面するのは、入力を自分で行う必要があるという点です。レシートを見ながら費目ごとに手入力する作業は、慣れるまでは地味に時間がかかります。この入力の手間が、Excel家計簿が途中で止まる主な原因になっています。

自由度の高さという強みもあります。費目の分け方、集計の単位、グラフの見せ方まで、すべて自分で設計できます。仕事でExcelを日常的に使っている会社員であれば、セルの操作や関数の入力に抵抗がない分、業務の延長線上で家計簿を組み立てられるという利点もあります。

会社員が「業務Excelスキル」を家計管理にそのまま転用できるポイント

Excel家計簿の最大のハードルは入力の手間ですが、仕事で使っているExcelスキルをそのまま活かせば、集計・管理の部分はかなり効率化できます。

Excelスキルを家計管理に転用できるポイント

  • SUM関数・SUMIF関数で費目別の月間支出を自動集計する
  • 条件付き書式で、予算を超えた費目のセルを自動的に色付けして警告する
  • シートを「月次」「年次」に分け、業務の月報・年報と同じ発想で管理する
  • 業務でよく使う「テンプレート化」の発想を、家計簿のフォーマット作りに応用する

経費精算や予算管理でSUMIF関数を使ったことがあれば、「食費」「日用品」「交際費」といった費目ごとの集計は同じ発想で組めます。条件付き書式も、業務の進捗管理表で「遅延」を赤く表示する仕組みと同じ考え方で、予算オーバーを可視化できます。特別な家計簿知識がなくても、業務で使っている操作をそのまま持ち込めるという点は、Excel家計簿ならではの利点です。

Excel×AIツールという選択肢

関数の組み方に自信がない場合、ChatGPTなどのAIツールに相談しながらExcel家計簿を作る方法もあります。「食費・日用品・交際費の3費目を自動集計する関数を教えて」「予算オーバーを赤字で表示する条件付き書式の設定方法を教えて」といった具体的な質問を投げれば、関数式や設定手順を提示してもらえます。

これまでExcelと一般的なAIツールしか使ってこなかった会社員にとって、この使い方に大きなハードルはありません。ChatGPT等に聞きながら試行錯誤する経験は、Excel家計簿に限らず、業務の効率化にもそのまま応用できる考え方です。

結局どちらを選ぶべきか

ここまでの内容を踏まえると、判断基準は「ITリテラシー」「使える時間」「続けやすさ」の3点に集約されると思います。これは、会社員の可処分時間とExcelへの習熟度を前提にした優先順位です。

  • Excelを業務で日常的に使っていて、関数や条件付き書式に抵抗がない人は、Excel家計簿を選ぶ
  • 平日の可処分時間が少なく、続けやすさを優先したい人は、家計簿アプリを選ぶ
  • 判断がつかない人は、まず家計簿アプリを1週間試し、物足りなければExcelに移行する
とある会社員

うちは正直、Excelは得意な方だと思うんですが、それでも続かなかったんですよね。何が違うんでしょうか

Mirai

操作のスキルと『続ける仕組み』は別物です。入力するタイミングを『給料日後の日曜』などと固定したり、費目を業務の勘定科目のように最初から決めておいたりすると、迷う時間が減って続けやすくなります

家計管理と投資資金づくりのつながり

家計簿アプリやExcelで支出を可視化する目的は、単に記録を残すことではありません。毎月どのくらいの余剰資金があるのかを把握し、その一部を投資に回す判断材料にすることが、会社員にとっては大きな意味を持ちます。

NISAのような非課税制度を使うかどうかは家計簿の話とは別の判断ですが、「投資に回せる金額をどう作るか」という点では、家計管理とNISA活用は地続きです。家計簿で可視化した余剰資金の使い道について、お小遣い制の家庭を例にした具体的な資金の作り方をこちらの記事にまとめています。

【まとめ】

家計簿アプリとExcel、どちらにも強みと弱みがあり、「これを使えば必ず家計が改善する」という単純な話ではありません。会社員であれば、業務で培ったExcelスキルを家計管理に転用できる場面は多く、AIツールに関数の相談をしながら自分に合ったフォーマットを作ることもできます。

今使っている家計簿アプリかExcelのどちらか一方を、1週間だけ試してみてください。入力が苦にならないか、続けられそうかを実際に試すことが、最初の一歩になると思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

トップへ戻る